仕事から帰ってきたら、必ずやることがあります。
それは、5分ほどボーっとすることです。
椅子に腰かけることもあれば、床に大の字になることもあり、目を瞑ってることもあれば、少し考え事をすることもあります。
それ以上のことはしません。ただボーっとします。
何とはなしに、数年前から始めた習慣ですが、およそ以下のような効果を感じています。
リフレッシュ効果がある
なんだかんだで仕事のあとは疲れます。定時で上がってそのまま真っ直ぐ帰ってきたときですら、疲労感ゼロとはいきません。
その疲労感を軽減して、リフレッシュしてくれるのが、この「ボーっとする」という習慣なのです。
例えば、「ブログを書こう」と思い立ったとき、帰宅後そのまま執筆に向かうよりも、この「ボーっとする」ということをしてから執筆に向かうほうが、明らかに執筆作業がはかどります。仕事の疲労感をリセットしてくれる感じです。
リラックス効果がある
何もせず身体を休めることにより、副交感神経が優位になるので、心身をリラックスさせることができます。
それまで緊張状態にあった身体を、ホッと一息つかせることで、疲労の蓄積をおさえて、ストレスを軽減してくれるのです。
もっとも、家でダラダラとスマホをながめたり、PCモニターを眺めているときも、精神的ストレスを減らしてくれるかもしれません。
しかし眼を酷使しますし、スマホやマウスやキーボードを使うために、腕を上げっぱなしにしていたりして、身体はずっと緊張状態でいます。なので身体疲労はむしろ蓄積してしまいます。
それよりは「何もしない」ほうが、そういった身体疲労を軽くしてくれるのです。
時間貧乏にならず心にゆとりを持たせる
時間貧乏は、気持ちの余裕を奪ってしまいます。
余裕がないときって、バタバタして、ヘンテコなミスしてしまったりするものですからね。
よく自己啓発本とかビジネス書の類には、「一分一秒の隙間時間を徹底的に有効活用しろ!」みたいなことが書かれていますね。
けれども、起きてる間の時間ひたすらフル稼働で、常に忙しく何かをして、分刻みのスケジュールぎっしりで動くというのは、心と体に疲労がたまって、かえって非効率になってしまうのではないでしょうか。
それよりも、一日のどこかに、立ち止まり、深呼吸をし、ほっと一息つくような、そんな時間をもうけたほうが、かえって物事がはかどると思っています。
そのほうが、気持ちに余裕が生まれます。人間、余裕があるほうが断然良い仕事ができます。
なので、時間貧乏になることなく、心にゆとりを持たせながら生きたいと思っています。
自分にとって、この「何もしない時間」は、とても意味のあるものなのです。