久々にバック・トゥ・ザ・フューチャーPART3を観る~未来は自分で切り開くものだ~

f:id:ramsyo:20170528004600j:plain

公開:1990年

 

 

いよいよ完結編、バックトゥザフューチャーPART3です。

 

今作は前2作とは毛色が違います。

 

舞台が1885年、西部劇の時代で、100年前です。

今まではマーティの身近な人の昔の姿・未来の姿を見れましたが、

今回はマーティの知ってる人が誰もいない時代です(ドクのぞく)。

 

そしていよいよ完結編です。

 

以下、レビュー。※バレあり

 

 

 1955年から1885年へ

f:id:ramsyo:20170528013353j:plain

 

PART2のラストで、ドクが1885年にタイムスリップしてしまったことが判明。

マーティは1955年のドクに協力をあおぐことにします。

 

二人は1885年のドクからの手紙を頼りに、デロリアン(タイムマシン)の隠し場所を見つけます。

 

ドクは、デロリアンのパーツを観て「メイドインジャパン!」と小馬鹿にするような言い方をします。

 

日本製はポンコツの粗悪品だ、というような言い方です。

1955年当時はそうだったのでしょうね。

 

それに対して、

 

マーティ「ドク、日本製は最高だぜ」と返事。

 

ドク「信じられん」という顔。

 

BTTFのこういうジェネレーションギャップネタ、好きですw

 

f:id:ramsyo:20170528015039p:plain

 

その後、ひょんなことからドクが1885年に殺されてしまうことが判明します。

 

これを放っておけるマーティではありません。

 

マーティは1885年へタイムスリップする決意をします。

 

1885年にタイムスリップすると、いきなりインディアンの群れに出くわします。

そのあと、そのインディアン達を追い立てる騎兵隊の群れが通り過ぎます。

当時インディアンはこうやって駆逐されてしまったんですねえ…

 

ちなみにこの場面では、マーティが「インディアーン!!」とハッキリ叫んでるにも関わらず、DVDの字幕が「ネイティブ・アメリカンだ!」に変えられてしまってます(吹替では「インディアンだ!」と言ってます)。インディアンは差別用語なんでしょうか。自主規制かなんか知りませんが、こういうのは非常に萎えますねえ。元の表現を尊重してないですし、ああいうシーンで「ネイティブ・アメリカン!」と叫ぶのは不自然なんです。ニュアンスが変わっちゃうんですよ。

このあと出てくる他のシーンでも、無法者が「インディアン」とはっきり言ってるのに「ネイティブ・アメリカン」と訳されてて「(ノ∀`)アチャー」ですよ。西部開拓時代の無法者が「ネイティブ・アメリカン」なんて言うわけないじゃないかと。雰囲気台無しです。

もっと時代考証を、作品の世界観を尊重してほしいものです。

f:id:ramsyo:20170528024135p:plain

 ↑「(ノ∀`)アチャー」な字幕

 

お約束の踏襲

 マーティはそのあと熊に遭遇して、猛ダッシュで逃げてるうちに坂道転げ落ちて頭を打って気絶します。

 

目を覚ますと聞き覚えのある女性の声。

 

「もう大丈夫、ここはマクフライ農場よ」

 

飛び起きるマーティ。

 

この流れは1にも2にもあって、お約束化しています。

 

そばにいたのはマクフライ農場の奥さんマギー。マーティのご先祖様です。

 

名前を聞かれて「クリント・イーストウッド」と名乗るマーティ。

 

「私のことはミセスと呼ぶように」と、怒ったような顔と言い方で告げるマギー。

マーティに対する態度もドライできつい感じです。

 

夫以外の男に愛想を振りまいたりはしません。

昔の女性らしく、男女の区別に厳格です。

 

…と思いきや、夫のシェイマスに対してもそんな感じなので、たんに無愛想な人のようです。

f:id:ramsyo:20170528143155p:plain

↑シェイマスとマギー

 

翌日、マーティが街を訪れ、酒場に入ると、そこでならず者のタネンにからまれます。

このタネンはビフの先祖です。店でビフの一族にからまれるのも、毎度のお約束。

 

そのあともめて、逃げて、追いかけられるのもお約束。

 

しかし今作ではスケボーに代わるものがなく、追いかけっこに敗北します。

 

さすがに馬を操る屈強な西部の男たち相手では、分が悪かったようです。

 

マーティ、町中を引きずりまわされた挙句、縛り首にされ吊るされるという、

ヘヴィーな体験をします。

 

f:id:ramsyo:20170528125937p:plain

 

そんな絶体絶命の状況に陥ったマーティですが、

ライフルの銃声とともにロープが切れ、窮地を脱します。

マーティを救ってくれたのはドクでした。

 

f:id:ramsyo:20170528143832p:plain

 

さて、すぐにでも1985年に帰りたい二人ですが、

デロリアンがガソリン漏れをしていることが判明します。

 

この時代にガソリンはありません。なのでドクは、機関車をジャックして、

機関車にデロリアンを押させて走らせる、というアイディアを考案します。 

 

マーティの決闘

マーティとドクは町の祭りに参加します。

するとそこにタネンが乱入してきて、ドクを殺そうとします。

 

マーティが機転をきかせてそれを防ぎますが、今度はタネンの矛先がマーティへ向かいます。

 

今までのマーティなら、こういうとき威勢よく相手に向かっていくのに、このときは、少し腰が引けています。相手が銃を持ってるのと、縛り首にされたトラウマのせいでしょうか。

 

マーティは適当にやり過ごそうとして、タネンに背を向けますが、「腰抜け!」と言われて頭に血が上り、けっきょく決闘することになってしまいます。

 

これは前作PART2からのお約束ですねw

 

f:id:ramsyo:20170528152314p:plain

 

その様子を見ていたシェイマスから「俺にはマーティンという名の兄がいた。兄は腰抜け呼ばわりされるとすぐ決闘した。そして最後は殺された。あんたは兄貴にそっくりだ」と言われるマーティ。

 

ほんの短いシーンですが、この後のマーティの行動に影響を与える、重要なシーンです。

 

 西部劇といえば決闘。

しかし肝心のマーティは、やる気ありません。

命のやりとりなんかをするより、1985年に帰りたいからです。

 

酒場の連中に「腰抜け」とけしかけられて、また頭に血が上りそうになりますが、シェイマスの顔を見て我に返ります。

 

そして最後まで決闘を避けようとします。

 

タネンと対峙しても「話し合おう」と呼びかけます。

 

しかしタネンは「アホか」と言わんばかりに、容赦なくマーティを撃ち殺しにきます。

 

f:id:ramsyo:20170528154819p:plain

 

最後は、マーティがタネンをうまく欺いて、肉弾戦に持ち込んだ末に勝利。

 

決闘に消極的だったマーティですが、「行ける!」となったら、ちゃっかり勝ちに行きますw

 

ストーリー上けっこう重要人物なクララ

今作でドクはクララという女性に恋をします。

 

このクララ、結構重要な役を担ってます。

 

ドクとマーティが町の祭りに参加して、タネンと決闘する羽目になったのも、クララがきっかけになってます。

 

マーティは、はじめタネンとの決闘をすっぽかして1985年に戻るつもりでしたが、

決行当日の朝、野営場所にドクがいないので、仕方なくドクを探しに町に戻ります。

 

ドクは前の日の晩、クララに別れを告げに行き、そのショックで朝まで酒場に入り浸っていました。

 

マーティが酒場にいるドクを見つけると、タネンと鉢合わせて決闘する羽目になってしまいます。

 

つまり、ドクにクララの件がなければ、マーティは決闘なんかせずに、当初の予定通りに機関車をジャックして、1985年に戻れたのですw

 

マーティがタネンにからまれて時間を消耗してる間、

 

クララが、二人がジャックするつもりだった機関車に乗ります。衝動的な傷心旅行なのか、あるいはドクをあてもなく追いかけに行ったのかはわかりませんが。

 

そのとき、昨晩ドクと酒場で一緒だった乗客が、クララの後ろの席でドクの話をし始めます。それを聞いて、ドクがまだ町にいるということを知ったクララは、列車を緊急停止させます。

 

このために列車の運行が遅れ、マーティとドクは、タネンに足止めを食らっていたにも関わらず、無事に機関車をジャックすることができたのです。

 

シリーズのクライマックス

 機関車をジャックし、計画通りに事を進めるマーティとドク。

ところがそこにクララがドクを追いかけて機関車に乗り込んでしまいます。

機関車はこのあと谷に転落する予定なので、ドクはクララを放っておけない。

 

結局ドクとクララは、マーティのホバーボードのおかげで助かりますが、デロリアンに乗り込むことはできず、マーティだけが1985年に戻ることになります。

 

この機関車のアクションシーンも、実際に走らせて撮影されているだけあって、なかなか迫力があります。

 

シリーズのクライマックスにふさわしいシーンです。

 

1985年に戻ると、デロリアンが列車にひかれてバラバラに。

f:id:ramsyo:20170529013747j:plain

 

物語のキーアイテムが破壊されることによって、

BTTFシリーズの終わりが近いことを予感させます。

 

「未来は白紙」

マーティはジェニファーと一緒に、破壊されたデロリアンを見つめてしんみりしてると、突然衝撃が起こり、目の前に機関車が現れます。

 

それはドクが発明したタイムマシンでした。

 

視聴者が「ドクはあのあとどうなるんだろう」と思ってた矢先に、この展開。

 

この意外な展開で、「そろそろこの映画も終わりかー寂しいなー」となりかけていたところ、再びテンションが上がります。

 

的確なタイミングで的確な意外性を挿入してくるという、実に気が利く映画です。

 

そりゃ時代を超えてモテるわけだw

 

f:id:ramsyo:20170529112531p:plain

 

映画の最後、そしてシリーズの最後は、ドクのこの言葉で締めくくられます。

 

「人間の未来はすべて白紙だ。誰にもわからない。未来は自分で切り開くものだ(Your future hasn`t been written yet. No one`s has. Your future is whatever you make it.)

 

f:id:ramsyo:20170529112647p:plain

 

BTTFの素晴らしい点は、3部作通して綺麗に完結させているところですね。

そして最後は希望のある終わり方をして、観る側にポジティブな気持ちを与えてくれます。

 

まさに、娯楽映画の殿堂と言って過言じゃない作品です。

 

 

評価:★★★★★(5/5)

 

 

 

ramsyo.hatenablog.com

ramsyo.hatenablog.com